僕がまだ小さくて、こんなに目じりに皴もない頃
この子はジャニーズにいれた方がいいんじゃないか
と囁かれることもなく、ただぼーっとしていた。
犬が骨を庭に埋めるように、僕は食べ終えた夏みかんの種を埋めた。
この時、一つの志を立てていたら…
この種はいずれ芽を出し大きく成長して僕の身長も超す、そして大きな実をつけるだろう。
その時僕は、〇〇を成し遂げこの木のように大きな男になってみせる!
おじさんになってもなお、成し遂げるものが見当たらず〇〇と書いてしまう自分が情けない。
こんな僕に愛想を尽かし、夏みかんはすくすくと一人で勝手に大きくなり、
僕を見下ろしながら今年も大きな実をつけてくれました。
お前もがんばれな。
と励まされ、その実でマーマレードを作りました。
今年はチョコソースがけ。
ぜひ。
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