無理を言って、香りの小瓶36本セットを貸してもらう。
これらの香りとその名前を全て覚えて試験に挑んだ3年前の日のことを思い出す。
香りの名前が全て英語で、cucumberって何ですかというところからのスタートで香りどころじゃなかった。
正直、楽しかった。
これを使用して専門学校の生徒に、香りをとり、覚える、という感覚を少しでもつかんでもらえたらと思ったのだが、
自分がその感覚を呼び戻そうとしている。
蓋を間違えて他の瓶に閉めたら殺すと言われ、
弁償するにも10万円以上かかりそうで、緊張しながら香りをとる。
生徒が間違えて蓋をしたら、どうしてくれよう…
とりあえず土下座をして謝る練習をしておこう。