お客様から貸してもらっている本が、もうじき終わろうとしている。
全十巻あるのだが、ついに最後の一巻のページをめくった。
『デモナータ』
児童書だというのにこれでもかと多くの人が悲惨な死を迎える。
無邪気な子供が喜んでアリを踏みつけるかのように。
他のお客様に聞いたところによると、このデモナータかハリーポッターかで好みが分かれるそうだ。
僕はたぶんデモナータ。ハリーポッターはまともに読んだことがないので何とも言えないが、このデモナータのパンクっぽいところが好き。
などと優雅にこの本について語っていたり、なんなら全10巻もある本を読破しようとしているということは、
暇です。