新メニュー開発の裏側を少し。

大人のソーダ水

 シャインマスカットとコーヒーゼリー

 

という新メニューをはじめまして、ちょっと説明しておきますと、

・自家製梅シロップ入りのトニックウォーター。

・シャインマスカット。本当はブドウ狩りに行きたかったが断念。スーパーで購入。

・コーヒーゼリー。浅煎りのコーヒーにライチシロップを入れた。

それらを混ぜたら出来上がり。

 

なぜ大人か。

それは商品の写真にうちの社長が写っているから。

(お店に飾ってある商品紹介の写真をご確認ください。下手したら商品よりも目立っております。)

そして、いくら社長が目立っているからといってアルコールが入っているわけではないので勘違いされませんよう。

(言ってくれたらジンを入れますけどね。)

 

新メニュー開発の苦労話

試作を社長に飲んでもらった際、開口一番「諦めたら」と言われたこと。

そもそもこのメニューの前にシャインマスカットクリームソーダというメニューがあったのですが、つまらないとのことでボツに。コーヒーゼリーでも入れてみたらと社長に言われ、コーヒーゼリーを作り飲んでもらったところで、諦めろ発言ときたもんだ。いやいやいや、まだ始まったばかりですぜ。というわけでその後の僕はひたすらシャインマスカットを食べることに。どんな味、どんな香り、どんな食感かをひたすらメモる。そこから可能性を感じるキーワードを出し、今回はライチ。それをどう使うのか、一度はトニックウォーターにライチシロップを入れてみるものの、ブドウとコーヒーゼリーの喧嘩の仲裁は出来ていない。ということでコーヒーゼリーにライチシロップを入れてしまう。

ここで拒否反応を示す人が出ることは覚悟したわけです。純粋なコーヒーゼリーを王道とするならば、シロップ入りを邪道とする考え方が出てくる。もしライチを使いたいのならば、ライチの香味がするコーヒーを見つけてくるべきではないのかい?

正直に言えば、そんなコーヒーを探す旅に出ていきたい。

もしくはいろんなコーヒーを取り寄せてライチのフレーバーをその中から探したい。

そんなチャンスに巡り合えるといいんだけど。

僕の欠点なのか良いところなのか分からないのですが、そうは言っても、サクッとライチシロップを使ってしまう。

実はシロップも好き。

本当はいろんなメーカーのシロップを取り寄せて比べてみたいんだけど、そこまでの予算はない。ネットで調べる限りで美味しそうな気がするものを取り寄せる。舐めると美味しい。もっと美味しいのがあるのかもしれないけれど、十分に幸せ。

そしてもう一つ問題だったのは、普段はやらないような浅煎りのコーヒーを焙煎すること。社長は極度の浅煎りのコーヒーは好みではなく、それをドリップコーヒーで提供することはやめろと言っている。ただ今回は、浅煎りのコーヒーでゼリーを作ってみたらと社長自らのアイデア。というわけで、やったことのない極度の浅煎りを狙う。しかし、そんな浅煎りにはならず…

焙煎は何度もやっていき、入るコーヒーゼリーの味は今後どんどん変わっていきます。ここで完璧は求めない、やっていくうちに良くなることを期待するのも僕の甘いところなのか長所なのか…

 

 

可能ならば…

スパークリングワインにブドウとコーヒーゼリーを入れたい。

美味しかったら、商品化…あるか、ないか…

社長によけいなことするなと言われるな。