例えば、ドリップコーヒー。
最初、一滴一滴落とすのでずいぶん時間がかかりそうだ、こりゃ出来上がったコーヒーも冷めちゃうよとおっしゃる方がいらっしゃいました。ですが、後半一気に素早くお湯を落としていくので実際の抽出時間は2分程度で、冷めることなく提供することが出来ました。
しかし、ここのところほぼ最後までゆっくり淹れることが多くなりました。抽出時間も明らかに長くなりました。そうすればもちろん、コーヒーがぬるくなります。
ごめんなさい。
そして季節限定で始めた、チャイチーズ。茶葉を煮だし、牛乳を足してからも煮る為に出来上がるのに20分かかります。暇な時で20分、忙しい時には一体どれだけ時間がかかるのか…
ごめんなさい。
こうした時間がかかるものは以前は採用しませんでした。
それがここにきてやりはじめています。
御迷惑をおかけします。
ごめんなさい。
というのも、僕の我がままでして、
この方が僕が楽しいんですよね。
体の負担は大きくなるのですが、感情としたら、楽しい。
でもお客様にとってはイライラ。
お待ちいただく時間に小粋なトークが出来るわけもなく、派手なパフォーマンスもない。
比較的早く出せるメニューを提案しても、
そのメニューすら他店からみたら時間がかかる。
だめだこりゃとなるわけですが、どういうわけか、やり始めてしまいました。
時間のかかることを。
きっと季節の変わり目だからだ。
夏の疲れが出てきたのだ。
もっと寒くなったら、スピード重視なメニューになっているかもしれません。